季節ごとに違った顔を見せる日本の観光地は、中国人旅行客にとって非常に魅力的に映るようだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、「紅葉の季節は日本人の精神を感じることができる」と論じる記事を掲載した。

 広い国土を持つ中国にも四季はある。だが、中国には日本のように四季を愛でて、移ろう季節を楽しむ文化はあまり見られないように感じられる。記事は、紅葉の季節は日本の情緒を楽しむのに適しているとして、写真とともに日本の秋の美しさを紹介している。

 紅葉の季節の日本はとても賑やかで、特に紅葉がきれいに見られるスポットには各地から多くの日本人が詰めかけると紹介し、日本人が、葉が落ちる直前に色が変わる紅葉に魅了されるのは、日本人が生まれながらに「危機感や悲壮感」を持つ民族だからだと主張、その精神性はやはり「中国人とは異なる」とした。

 四季がある中国でも秋は観光シーズンとされることが多く、中国でもやはり紅葉は美しいものとされている。だが、気候的に暑すぎず、寒すぎないからちょうど良いというだけで、中国には季節ごとの美しさや魅力を堪能するという文化はあまりないように見受けられる。また、日本では旬の食べ物を大切にする文化があるが、中華料理には食材の旬を大切にする考え方はあまりない点からも、日本人と中国人の季節に対する考え方の違いが見て取れる。

 近年の中国では「日本を訪れるなら、桜が咲き誇る春がおすすめ」だという声が多く、実際に春になると多くの中国人が花見に訪れている。だが、日本の秋の美しさを知れば「日本を訪れるなら、紅葉が美しい秋もおすすめ」という人も増えるに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)