中国のネット上では日系車に対するデマや批判をよく目にする。たとえば、「ボディに使用されている鋼板が薄く安全性能に劣る」というものや、「中国車を購入せず、日系車を購入することは愛国心に欠ける行為だ」といった具合だ。だが、実際には非常に多くの日系車が中国の路上を走っているのはなぜなのだろうか。

 中国メディアの今日頭条は9月29日、「中国車を購入せず、日系車を選択する中国人がますます増えているのはなぜか」と疑問を投げかけ、多くの批判やデマが存在するなか、依然として日系車が中国人消費者に受け入れられている理由を考察している。

 まず記事は「日本が環境保護に大きな力を入れている国であることは、多くの中国人の知るところだ」とし、その日本の企業が製造する車は当然、「環境への配慮がなされている」と指摘。日系車には多くの中国人消費者が望む「燃費の良さ」という強みがあり、維持費まで考慮すれば極めてコストパフォーマンスが良いのだと指摘した。

 次に、日本の精密加工技術の高さを指摘し、自動車のエンジンの製造には精密さが求められるが、日系車に搭載されているエンジンの質は、他国のメーカーと比較して高いと指摘、「その質を体感すれば、日本人の仕事に対する厳格さを称賛せざるを得ない気持ちになる」と紹介した。

 最後に記事は、日系車が売れるのは「中国の消費者に向けたクルマ作り」が行われているためとし、日系車のデザインや内装設計は、まさに中国人消費者が求めているものと合致していると指摘。特に、日系車の多くは若者受けするように設計されていることや、流行に合致したデザインとなっていることを挙げ、こうした要因が支持につながり、多くの中国人消費者が日系車を購入しているのだと分析した。

 これに対して、中国のネットユーザーからは「日産の自動車に長く乗っているが、まったく故障しない」、「ホンダ・アコードに乗っているが、このまま修理せずに乗れることを信じて疑わない」など、日系車の耐久性の高さを称賛する声が寄せられていた。多くの中国人は記事が挙げたコストパフォーマンスなどの要因のほかに、日系車の耐久性や質の高さを認めていることが見て取れた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)yencha/123RF)