外国人から見た日本の大きなシンボルの1つが、忍者である。海外では忍者ブームが起こり、外国人観光客の多くが忍者体験を目当てに日本にやってくるという。中には現代の世の中にも忍者がいると信じて止まない人もいるようだ。中国メディア・今日頭条は1日、日本に存在する最後の忍者について紹介する記事を掲載した。

 記事は、日本で公認されている最後の忍者とされる、甲賀流伴党21代宗家の川上仁一氏について紹介。6歳より先代の指導を受けてきたが、子どもの頃は何の修行なのか分からず、大きくなってようやく忍術の修行だと気づいたという本人の弁を伝えた。そして、18歳の時に甲賀流伴党21代目の宗家になったと説明した。

 そして、忍者になるには、身体、精神、化学、心理学を極めた万能型でなければならず、各要素を鍛錬するために独特な修行方法が用意されており、また、忍術を乱用しない、一切の自尊心を捨て去る、口を固く閉ざす、絶対に身分を明かさないという4つの基本的な戒律があると紹介した。

 さらに「忍者の家族は老若男女問わず無条件に忍術の訓練を受ける必要がある。基本的な訓練は主にバランス、敏捷性、パワー、持久力、特殊技能の5つに分かれる。ゆえに、忍術は一般人が簡単に習得できるものではないのだ」としている。

 記事は最後に、川上氏が「現代において忍術の存在意義はない」と考え、弟子を取って忍術を伝承する意思がないことを紹介。川上氏がまさに日本最後の忍者になることを伝えた。本物の忍者が日本からいなくなったとしても、忍者はこの先も長く日本の象徴の1つとして存在し続けることだろう。可能な限り完全な形で、この素晴らしい伝統文化を守って行かなければならない。(編集担当:今関忠馬)