中国が10月1日から8日間の国慶節連休に入ったのと同様、韓国でも9月30日から中秋にあたる秋夕節などを含む、史上最長の10連休が始まった。中国メディア・今日頭条は1日、このタイミングで韓国の研究所が「海外旅行する韓国人は病気にかかりやすい」との統計データを発表したことを伝えた。

 記事は、韓国の現代海洋・消防交通・気候・環境研究所が「2014年1月から今年8月まで、外国を訪れた韓国国民のうち27.2%が病気にかかり、国内旅行をした韓国人の10.4%を大きく上回った」とのデータを出したと紹介。外国旅行をした韓国人のうち21.8%が風邪をひき、16.8%が消化不良や腸炎を起こし、6.7%にアレルギー反応が出たとしている。

 また同研究所は、「海外旅行者の38.7%しか薬を携帯していなかった。また、14.7%は子どもの応急薬しか持っていなかった。海外旅行者の最大の不満は、窃盗などによる金品の紛失で、40%が金品の損害に遭ったと答え、盗難被害に遭った人の割合も21.3%にのぼった」といった、病気以外のトラブルについても言及した。

 記事は、同研究所が「固有のリスクがあるにも関わらず、海外旅行をする韓国人は依然多くなっている」と補足したことを紹介し、「中秋節を前にした重要な時期に、このような報告を出す目的は、韓国人を国内に留めて観光消費をしてもらおうというものだろう。なぜなら、韓国の観光収入の大半を占めていた中国人観光客がますます少なくなっているからだ」と考察している。

 海外旅行をする人の多くは比較的早い段階から計画しているはずであり、直前に「病気になりやすい」とのデータを出されて旅行を中止する人は決して多くないだろう。記事の考察はやや考えすぎではとも思えるが、ただ、中国人観光客にそっぽを向かれた韓国の観光業界の悲惨な現状を考えれば、そのような意図があったとしても不思議ではなさそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)