中国では日本の各種製品について「日本人は、一流品は日本国内で販売し、二流品を欧米に輸出し、三流品を中国に販売している」というデマがあり、このデマを信じている中国人は少なからず存在する。誰がいつ、このようなデマを流したのかは不明だが、ネット上ではしばしば目にする論調だ。

 中国メディアの今日頭条は28日、日系車を例に「日本人が中国人に三流品を売りつけている」というデマについて考察する記事を掲載した。

 記事は、このデマを信じている人が多いことと共に、「昔は確かに中国で販売されている日系車は種類も少なく、動力性能が他国に比べて劣るケースが多かった」などと主張した。

 一方、日系各社が中国国内で自動車の生産を行うようになって一定の時間が経過したことで、中国で販売される日系車と他国で販売される日本車のスペックや搭載される技術に差は見られなくなっていると紹介。また、同じ自動車メーカーでも中国で販売する車種と日本で販売する車種に違いがあり、一部で中国向けにアレンジされた車種の販売はあるとしても、「意図的に三流品を中国に販売している」ような姿勢は見られないことを指摘した。

 これについて記事は、「日本人は、一流品は日本国内で販売し、三流品を中国に販売している」のではなく、あくまでも「中国市場で売れる車を売る」という考えのもとで中国市場の特性に応じて投入する車種やスペックを調整しているのだと考察している。

中国が世界最大の自動車市場となり、中国人消費者の購買力が高まってきている今、少なくとも自動車の分野においては、デマが事実とは考えられないと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)