日本は四方を海に囲まれていて、天然資源の少ない国だ。逆に中国は、黒龍江省にある大慶油田に代表されるように、国内に大規模な油田やガス田が存在するほか、石炭や希土類なども豊富に存在している。

 日本の国土面積は中国の約25分の1、人口は中国の10分の1にとどまる。しかも、日本はどの国とも陸続きとなっていないことから、中国に比べて日本経済を取り巻く環境は決して良好とは言えない。それでも日本が先進国になったということは、中国人にとっては不思議でしかたのない事実のようだ。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、「日本は資源もない国なのに、どうやって先進国に登りつめたのか」と疑問を投げかける記事を掲載、中国人ネットユーザーたちが議論を交わしている。

 中国人ネットユーザーたちの議論を見てみると、原油や天然ガスなど、経済活動に重要な資源である化石燃料が国内でほとんど算出しない日本が先進国になれたのは「勤勉で誠実な国民性が関係している」、「教育を重視し、学ぶことに長けた国民性が理由」であるといった意見が多く見られた。

 また、資源が少なくとも強国となった国としてイスラエルの例を挙げ、「国民が優秀であり、そのなかから選ばれたさらに優れたリーダーがいることが重要」とし、日本が明治維新後に極めて短期間で列強になったのは「それを導いたリーダーがいたから」であると指摘。さらに、第2次世界大戦での敗戦後にも短期間で経済を回復させることができたのも、優れたリーダーと正しい戦略があったからだとし、「国をどの方向へ、どのようにして導くかを決めるリーダーが優れていた」ことが、日本が先進国になれた理由であると論じた。

 全体としては「不利な環境にある日本が先進国になれた」のは、「他国の優れた点を学び取ることに長けている」という意見や「勤勉さ」が理由だという意見が多く、こうした日本人の国民性は中国でも広く知られ、評価されていることが見て取れた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)