数年前に爆買いが大きな注目を集めたように、中国人の購買意欲はすさまじいものがある。最近は家電製品などの爆買いは下火になっているようだが、それでも中国人旅行客の購買意欲は今なお旺盛だ。

 そんな中国人から見ると、買い物に熱中しない日本人のことがよく分からないらしい。中国メディアの今日頭条は21日、「日本人はなぜ爆買いしないのか」と疑問を投げかける記事を掲載し、日本人の消費概念について考察している。

 記事は、現代の中国では、一部の消費者が日本製品を「愛用」しており、日本企業が生産する各種製品が中国人の日常生活へと浸透し始めており、多くの中国人は自分たちの生活の質を高めるために日本製品を積極的に消費していると指摘。一方、現代の日本人は日常生活で使う製品について、「ブランド」にはあまりこだわらなくなっているとの見方を示し、日本人と中国人の消費に対する概念は大きな隔たりが存在すると論じた。

 一方で、日本人もずっと現代の日本人のような消費概念であったわけではなく、バブル経済下にあった日本人は「現代の中国人」のように旺盛な消費意欲を持っていたと指摘。しかし、バブルが崩壊し、経済成長が低迷すると、日本人の消費は量から質へと変化し、日本人はブランドに価値を見出さなくなり、現代では個人で何かを所有するのではなく、不特定多数の人とシェアをする形態が広がりつつあると考察した。

 現代の中国は経済発展によって、多くの人びとは衣食住には困らなくなり、生活の質を高めようという欲求が高まっている。まるで過去の日本を見ているかのように旺盛な消費を見せる中国人だが、中国の消費も将来的には現代の日本のように落ち着いてくるのだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)deanpictures/123RF)