中国メディア・今日頭条は25日、日本を代表する観光地である京都で、近ごろ中国人観光客をはじめとする外国人観光客が急増しており、地元の住民から不満の声が出ているとする記事を掲載した。

 記事はまず、今年に入って日本を訪れる観光客が大幅に増加しているとし、8月だけで単月としては最高となる247万人が訪れたと紹介。中でも中国人観光客が約82万人と最も多く、2番目の韓国人観光客も62万人となったことを伝えた。

 そのうえで「日本屈指の観光都市で、外国人観光客がかならず訪れる場所である京都では、ますます多くの人が流れ込むことによって現地住民の日常生活に思いがけぬ影響が生まれており、住民が不安を募らせている」とし、その結果今年の春には27年前から続いてきた夜桜ライトアップのイベントを中止するという「重大な決定」が下されたことを紹介した。

 そして、地元の住民から「努力してこれまで守ってきた景観が、リスペクトがないまま観光客によって消費されている。観光業の行き過ぎた発展により、かつての風情が失われてしまった」との不満が出たとしている。

さらに「満員のバスが通り過ぎていくのが日常茶飯事になった。近ごろの人の数は異常。すでに限度を超えている」、「マナーを守らない観光客があまりに多すぎる。民家の玄関に押しかけて写真を撮っていく人さえいて、トラブルも起きている」との声を伝えた。

 歴史的な街並みが多く残る古都で、中国人観光客が多く訪れる観光地・京都の住民から出ている不満の声には多くの中国ネットユーザーが関心を寄せている。彼らからは「だから日本人は中国人を見下すのだ。みんな、恥を知らない一部の中国人のせいだ」、「歴史的な恨みを忘れてこぞって日本に行くから、こういうことになる」、「民族的な感情を顧みずに日本に行き、しかもモラルに欠ける行為をするとは、どれだけ恥さらしなのか」といった感想が見られた。

 観光客が増えれば地元の経済は大いに潤い、産業も活性化される。一方で、大挙して押し寄せる観光客と、地元に暮らす住民たちの日常生活をどう調和させるかという問題は避けて通れない。観光客側のモラルやマナー向上はもちろんだが、受け入れる側の心構えや十分な準備も必要だ。(編集担当:今関忠馬)