「匠の精神」、「職人気質」といった言葉は、なにか物を作る仕事において注目されがちだが、実はありとあらゆる職業や仕事に存在するものなのだ。中国メディア・信息時報は21日「日本ではバスケットボールクラブにも匠の精神があった」とする記事を掲載した。

 記事は、日本、中国、韓国、台湾の4カ国・地域のプロバスケットボールクラブ8チームがマカオに集結して行われた大会「ザ・スーパー8」に日本から参戦した『千葉ジェッツふなばし』に関するエピソードを紹介している。「日本の匠の精神について聞いたことがある人は多い。でも、日本のバスケチームのスタッフにも感服するほどの匠の精神が備わっていることはきっと知らないだろう」とのことだ。

 同大会のスタッフによると、大会の準備期間中に同クラブのスタッフから1通のメールを受け取ったが、そこには大会に関する質問が約200項目も書かれていたという。質問は種類別に分けられており、それぞれ大きな質問の下に細かい質問がいくつか書かれていたようである。

 記事はメールに書かれていた質問の一例として「試合会場、ホテル、記者会見場の温度と湿度がどうか」という内容を紹介。質問の理由が「選手が上着を必要とするかを判断するため」であると説明した。また、洗濯用洗剤についてもどのブランドの製品で、有機洗剤かどうか、飲料水についてもどこがスポンサーになっているか、生産地はどこかといった質問が記載されていたと伝えている。

 そして「千葉ジェッツが出してきた質問は、大小様々なという言葉では形容しきれないほどのレベルだったが、アジア最高の大会を目指す運営者はこれらの質問に逐一答えた」とした。一方、運営者によれば韓国のクラブのほうが対処しやすかったとのこと。「彼らが関心を持っていたのは、ホテルの付近に韓国料理屋があるか、自由に酒が飲める場所があるか、というものだった」と紹介した。

 選手個人によるコンディション調整はもちろん必要だが、選手が最高のパフォーマンスを発揮するには、それ以上にチームとしてのバックアップが大切。クラブとしては当然の「仕事」なのだろうが、想像以上のバックアップ体制に運営関係者は度肝を抜かれたようだ。(編集担当:今関忠馬)