日本でも格安モデルを中心に販売台数を増やしている中国のスマホメーカー。スマホ業界ではここ最近、新機種の発表が目白押しで、中国メーカーのシャオミは11日に新機種を発表、13日にはアップルが新機種を発表し、ファーウェイも22日に北京で発表する予定だという。

 近年の中国のスマホ業界は非常に好調だ。2017年第2四半期には、中国スマホメーカーの販売が世界全体の何と48%を占めたという。そんななか、中国メディアの今日頭条は18日、勢いを増す中国のスマホメーカーには「悲しい事実」があるとする記事を掲載とした。

 特に中国市場における中国スマホの勢いはより顕著で、まさに「無敵」と言えるという。ファーウェイ、OPPO、vivo、そしてシャオミの上位4社で、69%のシェアを占めているそうだ。世界の2大スマホメーカーと言えばアップルとサムスンだが、中国国内ではシェアを減らし続けており、17年第2四半期にはアップルのシェアが8.2%、サムスンは3%にまで下がったと伝えた。

 シェアだけ見れば中国メーカーの「圧勝」だが、記事が危惧しているのは「利益では惨敗している」ことだ。ある調査によると、世界のスマホ市場の第1四半期の営業利益総額を見ると、アップルが83.4%、サムスンは12.9%という結果となっており、この2社でスマホ市場の利益を9割以上も握っていることになる。ちなみに、中国企業がスマホ市場で得る利益額は全体の2.5%にも及ばないという。

 つまり、中国のスマホメーカーは世界シェアで半数近くを握っておきながら、利益ではアップルの端数にも満たないことになり、ここから「薄利多売」で勝負している実情が浮かび上がってくる。記事はこれを「悲しい話」と表現した。中国のスマホは、その価格優位でシェアを確保し、一定の成果を収めたが、利益を上げて成長し続けていくには方向転換が必要になりそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)