世界最速で運行されている高速鉄道は、鉄道マニアではなくとも感心があることであろう。中国は9月21日から、北京と上海を結ぶ京滬(けいこ)高速鉄道で新型車両「復興号」による最高時速350キロメートルでの営業運行を再開させ、世界最速で営業運転をする高速鉄道となった。

 中国メディアの今日頭条は23日、中国高速鉄道が再び世界最速の営業速度に返り咲いたことについて、世界で大きな注目を集めたと伝え、その反応について紹介する記事を掲載した。

 記事はまず英国での報道について言及し、英紙デーリーメールが中国高速鉄道を特集する記事を掲載したことを紹介、英国のネット上では「中国が技術で世界をリードする存在であることを認めざるを得ない」といった声が上がったと記載した。さらに、米国でも復興号の技術と乗車体験について紹介する記事が掲載されたと伝えた。

 続いてインドの報道では、「北京と上海は1318kmも離れているが、午前9時に出発すれば4時間28分後の午後1時半には終点駅に到着している」と伝え、復興号が「中国純正の技術で製造されている」ことを強調したと紹介した。ほかにも、タイのバンコクポストの記者が復興号に乗車し、時速350kmを体験し、「安全性も高いことを確認した」と伝えたことを紹介した。

 海外の多くのネットユーザーも中国高速鉄道に関心を寄せているようで、「数年前、天津から北京まで高速鉄道に乗車したことがある。最近は、深センからアモイまで乗車したが、非常に快適だった。今後も高速鉄道を利用して移動するだろう」といったコメントや、「中国高速鉄道は飛行機のように前もって到着している必要がないので、移動時間の短縮になる。景色を楽しめるし、携帯電話も通じるから非常に旅行が楽しい」といった声を紹介した。

 高速鉄道輸出をめぐって日本と中国は競合関係にある。中国高速鉄道が最高時速350キロでの営業運転を再開したことは、各国に高速鉄道を売り込む際に大きなアドバンテージになることだろう。だがその一方で、2011年に起きた中国高速鉄道の衝突事故の記憶も思い出される。くれぐれも安全な運行に注力してもらいたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)