世界最大の自動車市場である中国では、世界各国の自動車メーカーがしのぎを削っている。世界販売台数を伸ばすためには、今なお成長を続ける中国の自動車市場でいかにシェアを拡大するかが大きなカギを握る。

 競争が激しいだけあって、中国では中国車のほか、実にさまざまな国のメーカーの車を目にすることができる。日本では滅多に目にしないメーカーも少なくないが、そのなかにあっても日系車の人気は非常に高い。中国メディアの今日頭条は19日、トヨタ・カローラが中国でも高く評価されていることを指摘したうえで、カローラを例に日系車の売れ行きが良い理由について考察している。

 記事は、2014年11月にカローラを購入したという中国人の見解を紹介している。この中国人にとってカローラは「初めて購入した自動車」だったというが、今では生活になくてはならない存在で「非常に気に入っている」そうで、その証拠として愛車の写真を数多く掲載している。

 中国でも自動車は決して安い買い物ではなく、消費者によって好き嫌いも様々だが、この中国人は、カローラは外見が全体的に整っていることや、内装の質感も良いと称賛したほか、中国人が特に気にする「車内空間」についても十分の広さがあるとし、全体的に「非の打ち所がない」ほどバランスが取れていると絶賛した。

 この中国人は3年間で3万1000kmほど走行したようだが、非常に燃費が良いことも実感したようだ。中国のネット上では、日系車の燃費が良いのは車重が軽いからだと言われているが、記事は「車重うんぬんではなく、エンジンやトランスミッションなどの技術が高いゆえに燃費が良いのだ」と推測した。この中国人がいかにカローラを気に入っているかが、伝わってくる。

カローラは、中国の街中で良く見かける日系車だ。購入した消費者を失望させず、むしろ魅了するバランスの良さがカローラひいては日系車の売れ行きの秘訣なのだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)teddyleung/123RF)