今や中国全土に張り巡らされた高速鉄道は、中国人の足の代わりとなって中国経済を支えている。広大な国土を朝から晩まで高速で走行していれば、おのずと車体は汚れるものだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、高速鉄道の車両清掃に従事する女性たちに焦点を当てる記事を掲載し、高速鉄道の車体に付着した汚れを、誰がいつ清掃しているのか紹介した。

 世界最長の鉄道網を構築した中国において、高速鉄道は今や中国国民にとってなくてはならない存在になっている。記事は、「高速鉄道の日々の運行の背後には、多くの人々の力添えがある」とし、車両の清掃を担当する女性たちもその一部であることを伝えた。

 高速鉄道の清掃員である女性たちは毎日夜7時過ぎに出勤し、昼間に走行して汚れた車体を長い柄の付いたブラシや雑巾などを使って清掃するのだが、安全に気を配りながら毎晩20数両の車両を清掃するのだそうだ。車両の清掃で一番難しい部分は先頭車両で、特に運転席のガラス部分は車両全体からしたら非常に小さい部分だが、安全走行に直結する部分であるゆえに入念に清掃していると記述した。

 また記事は、車両の内部の清掃についても紹介。座席、床、トイレなど、乗客が快適に過ごすことができるようにするための清掃作業は「相当な量」で、清掃し終わった車両を女性たちが「わが子を見つめるようなまなざし」で見つめている写真を記載した。

 これに対して中国のネットユーザーからは、「この女性たちは高速鉄道の美容師だ」、「家族や子どもと過ごす時間を犠牲にして、とても大変な仕事だ」、「洗車機は作れないのか」といった声が寄せられていた。新幹線の場合は7分間で車両清掃を終わらせるプロフェッショナルな人びとが世界から賞賛を集めたことがあったが、こうした人びとの支えもあって乗客がその利便性を享受できていることを忘れてはいけない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:CNSPHOTO)