日本では中国に対するイメージはお世辞にもあまり良いものではないと言えるだろう。言論NPOが2016年に行った「第12回日中共同世論調査」によれば、中国に対する印象が「良くない」と回答した日本人の割合は9割に達した。

 なぜ日本人の中国に対する印象は「良くない」のだろうか。日本人は中国を嫌っているということなのだろうか。中国メディアの今日頭条は14日、「日本人から見た中国」について分析する記事を掲載した。

 日本に住んでいるという中国人筆者は、実際に日本人に「中国をどう思うか」と尋ねてみると、約8割の人が「よく分からない」と答えると指摘。つまり、多くの日本人は中国に対する理解が不足しており、メディアからの情報で漠然としたイメージを形成していると論じた。

 また記事は、中国に関する日本の報道のほとんどが、「大気汚染」、「爆買いする金持ち」、「うるさいうえに列に割り込む」、「食の安全の問題」の4つだと指摘。判で押したように同じ報道を繰り返し、日本国民も報道を鵜呑みにしているため、なんとなく中国が嫌いになっているのだと、日本メディアと日本国民双方に苦言を呈した。

 しかし、一部では中国に対して「好き嫌い」がはっきりしている日本人もいるという。「中国が嫌い」なのは、政治家や政治好きの人、そして記者だと主張。これには領土をめぐる対立や歴史問題が大きく関係しているようだとした。また、「中国が好き」な人は、中国旅行が好きな人や中国在住の日本人で、実際に中国に来てみれば報道との違いを実感できるはずだと論じた。

 報道によってイメージが形作されてしまうというのはどの国でもあることだと言える。訪日中国人の増加とともに中国人の日本への好感度は上がっているが、日本人も実際に中国へ足を運ぶとイメージが変わるのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)