消費金額が多く、派手な買い物をする中国人旅行客ばかりが注目を集めがちだが、日本には台湾人旅行客も数多く訪れている。日本政府観光局によれば、2016年に日本を訪れた台湾人旅行客の数は416万7512人と、中国人の637万3564人を下回ってはいるものの、中国の人口が13億人を超えるのに対し、台湾は2355万人しかいないことを考えると、いかに多くの台湾人が日本を訪れているかがわかるだろう。

 台湾メディアの中時電子網はこのほど、「台湾人は日本旅行を大いに好んでおり、日本での消費額も大きい」と伝える一方、日本人は台湾であまり買い物をしないと伝え、台湾の対日旅行収支は圧倒的な赤字になっていると嘆いている。

 観光庁の2016年における訪日外国人消費動向調査によれば、国籍・地域別にみる訪日外国人旅行消費額で台湾は中国に次ぐ2位となった。中国人旅行客による消費ばかりが注目を集めがちだが、台湾人も日本で多額の消費をしていることがわかる。

 記事は、「台湾人は日本旅行が大好きで、家電や食品、衣料品などの買い物も人気」だと伝える一方、日本人は台湾を訪れても食べ物をお土産に持ち帰る程度で、台湾の対日旅行収支は圧倒的な赤字になっていると嘆いた。こうした差に対し、台湾人は「あまりに日本好きすぎるのか、それとも台湾の観光業に特色がなさすぎるのか」と疑問を投げかけた。

 これに対し、台湾のネットユーザーからは「台湾の観光地には大きなポテンシャルがあるはずなのに、そのポテンシャルを生かすことができていない。台湾人ですら2度と訪れたいと思わない観光地で日本人に消費してもらおうなんて、到底無理な考えだ」、「日本人がハワイなら喜んでお金を使うところを見ると、やっぱり観光地としての質の問題なのだろう」と言った声が寄せられたと紹介した。

 買い物や消費することだけが旅行の目的ではないことは明らかだ。日本では近年、台湾旅行の人気が高まっているが、風情や人情に触れ、美食を味わうことも台湾旅行の醍醐味ではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)