現在、すさまじい勢いで経済成長を続けている中国。現代でこそ日本が中国より先に先進国になったが、中国人からすれば「日本はずっと中国の歴代王朝に学んできた存在」だという思いがあり、日本に対して複雑な気持ちを抱かざるを得ないようだ。

 だが、中国メディアの今日頭条は17日、「日清戦争に向けて日本人がどれだけの努力をしたか知っているか」と疑問を投げかける記事を掲載し、日本が日清戦争に向けていかにして国力を増強し、清を打ち破ったのかを考察している。

 江戸時代まで鎖国を行っていた日本は、明治維新を経て極めて短期間で「脱亜入欧」を果たし、列強の仲間入りを実現させた。記事は、日本が明治維新からわずか数十年ほどで国力を大幅に高めたことを指摘したうえで、日清戦争に向けて日本は軍艦の建造のために皇室から政府関係者、さらには裕福な一般人まで全国民が一致して寄付を行ったことを紹介した。

 そして、日本はわずか2年ほどの期間でアジア最高水準の海軍を作り上げ、日清戦争の際には国をかけて戦い、中国を打ち破り、多くの賠償金と領土を獲得したと紹介。これは下関条約のことであり、日本は当時の国家予算の約2倍に相当するお金を手に入れ、初の海外植民地として台湾を獲得することとなった。

 まとめとして記事は、日本は国土こそ小さかったが、「全国民が一致して1つの目的に向けて邁進した」ことこそが日清戦争で日本が勝利を収めた理由であり、中国人が日本の集団主義を恐れる理由がこれであると指摘。中国人が日本人の特性や特徴を知り、日清戦争で敗れた背景について思い返すことには大きな価値があると主張した。

 近年は日中関係が冷え込んでいるが、戦争や武力衝突は非現実的なものと言えよう。中国人が日本人の特性や特徴を知ることは価値があるのかもしれないが、今は平和的な方法で日中の諸問題を解決する時代であり、日中間の諸問題もぜひ平和的解決を望みたいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)