ショッピングやグルメ、観光を目的に日本を訪れる中国人観光客が増える一方で、医療機関での受診や不動産購入のために日本にやってくる中国人も増えている。中国メディア・今日頭条にこのほど、不動産市場の視察を目的にやってきた中国人が抱いた日本の印象を紹介する文章が掲載された。

 文章の作者は、今年3月に不動産市場の視察と少々の遊びを兼ねて初めて日本にやってきたという。北京から飛行機で東京に到着したとのことで「列に並んで入国審査や税関検査を受けたが、担当の係官は友好的で特に難儀することもなく通過した」そうだ。

 そして税関を抜けると、空港からホテルまでの行き方を検索。友人から「地下鉄が一番早い」と聞いていたようだが、鉄道の路線を見て「完全にめまいがした」とのこと。「実際の状況は路線図で見るよりもさらに複雑だった。これはちっとも誇張なんかではない。北京や上海も非常に発展したという人がいるが、地下鉄に関して言えば北京も上海もまだまだ遠く及ばない」と説明した。

 鉄道の複雑さに驚いた作者は結局タクシーを使ってホテルまで移動。「タクシーは高いと友人から聞いていたが、こんなに高いとは思わなかった。車はクラウンで、ドライバーは白髪のおじさん。メーターの金額は数秒に1回変化し、死にそうな思いだった。結局ホテルまで9000円かかり、タクシーに乗ったことで東京の生活コストの高さを実感した」と伝えている。

 作者は、「今回の視察で多くのことを体感した。日本は、単にきれいでモラルが高く、礼儀正しいというだけの国ではない。もちろん日本にも劣っている部分はあるが、それ以上にわれわれが学ぶに値する強みをもっている」と語り、日本と中国の収入水準と不動産相場を比較して、日本の物件がお買い得かどうかについても、一応紹介はしている。

しかし、それ以上に、東京の鉄道路線の複雑さと、タクシー料金の高さに、何よりも大きなインパクトを覚えたということが、文章や記事に添えられた写真から、ひしひしと伝わってきた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)tktktk/123RF)