アメリカのアップルは先日、iPhoneシリーズの新しい3機種を発表した。これまで中国でもiPhoneは高い人気を誇り、自らの腎臓を売ってまで手に入れようとした少年が大きな社会問題にもなった。しかし最近の中国では、かつての熱狂的な盛り上がりは影を潜めつつあるようだ。

 中国メディア・今日頭条は18日「ティム・クック氏は理解できない iPhone8を発売したのにどうして中国では愛されないのか」とする記事を掲載した。

 記事は「この2年、中国のスマホ市場では再編が起こり、iPhoneはもはやトップシェアではなくなった。今年はiPhone発売10年ということで、アップルは特に力を入れて3つの機種を発売した。しかし、それでも低下したシェアを挽回することは難しい」としたうえで、その理由を3つ挙げている。

 1つ目は、iPhone8に目新しさが乏しい点だ。「金属のボディからガラス製に変わった以外は7にそっくり。慣例のようなハード面のバージョンアップ以外に目立った変化は見られない。何代か前のバージョンでは、発売時に『黄牛』というダフ屋が横行したが、iPhone8ではそのような現象も見られなさそうだ」とした。

 2つ目は、10周年記念で発表された特別版・iPhone Xが多く売れる見込みがない点だ。「これはクック時代に最も力を入れた製品だ。しかし、多くは売れない。理由は簡単、値段が高すぎるからだ」とその理由を説明した。

そして3つ目には「国産スマホとの競争激化」を挙げた。この2年で国産スマホは急速に力をつけ、性能もさることながら、コストパフォーマンスではiPhoneに「完勝」状態であること、さらに今年下半期には、小米MIX2や華為Mate10といった強力なフラッグシップ機が発表されたことに触れた。

 記事は「今のわが国の市場は、もはやかつてのように、iPhoneを持つことで優越感を抱くという状況ではなくなった。消費者はますます理性的な消費をするようになっているのだ」と結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)miluxian/123RF)