2018年2月に韓国で開催される平昌五輪。開幕まで残り時間わずかとなったが、観戦チケットの売れ行きが芳しくないようだ。中韓関係が良好であれば、中国人客に期待することもできたであろうが、現在は高高度迎撃ミサイルシステム「THAAD(サード)」問題をめぐって中韓関係は冷え込んでおり、中国人が大挙して平昌五輪を訪れることは期待しにくい状況だ。

 中国メディアの今日頭条は16日、開幕まで残り時間が少なくなっているというのに、平昌五輪の観戦チケットが大量に売れ残っていると伝える一方、韓国側は中国にチケットを「高額で売りつけようとしている」と批判する記事を掲載した。

 記事は、平昌五輪の開催権を得るために韓国は大きな努力を払い、11年に開催権獲得が決まると、国中が沸き立ち、韓国はこれまで開催準備は順調に進んでいると対外的には発表してきたと伝えた。だが、このほど始まったチケットの第1次申し込み抽選では「販売予定の118万枚のチケットのうち、さばくことができたのは1割程度に止まっている」とし、売れ行きが「非常に悪い」と指摘した。

 続けて、韓国側は状況の打破に向けて中国でプロモーションを行ったが、チケット料金が「北京五輪のチケットの10倍以上という価格」であったことから、中国人の間で不満の声があがったことを紹介。特にこの価格は「中国人向け」の価格であり、韓国人向けに販売される価格より高額に設定されていたと指摘し、到底納得できるものではないと怒りをあらわにした。

 平昌五輪は、中国の長期休暇である「春節(旧正月)」の時期に行われるとあって、韓国側は多くの中国人が訪韓し、五輪を観戦してくれると期待しているようだが、記事は「平昌五輪の会場付近では、グレードの低いホテルや旅館の宿泊料金までもが高騰している」ことを挙げ、韓国は中国人から徹底的にお金を搾り取ろうとしていると批判した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)