時間に正確なことで有名な日本の公共交通機関。中国も高速鉄道はかなり時間に正確になったが、かつての鉄道は遅れることが普通のことで、バスにいたっては日本のような時刻表はない。今ではスマホのアプリでバス車両の場所確認ができるようになったが、それも不正確である。

 それでも、おおらかな国民性の中国人はあまり気にしていないようだが、なぜ日本の交通機関はバスですら分刻みの正確な運行ができるのだろうか。中国メディアの今日頭条は14日、日本旅行を通じて分析したという「日本の交通事情における不思議な点」を紹介した。

 中国人の筆者は最近、日本旅行で大阪と京都の2都市を訪問し、1週間で10カ所以上の観光地をまわったため、バスや地下鉄、JR、タクシーなど、日本のさまざまな乗り物を利用したそうだ。そのおかげで、日本の交通事情に関する数々の謎が解けたとしている。

 まずは、中国人が普遍的に感じる「日本のバスが時間に正確なことに対する不思議」だが、利用したすべてのバスで運行時間に1分の狂いもなかったと紹介。その理由として筆者は、日本ではバスレーンを設けていることに加え、信号機の調節をする公共車両優先システム(PTPS)を採用していると紹介した。 

 さらに、タクシーを利用して「たった11キロの距離、時間にして16分の乗車で、料金は上海の10倍もした」と高額なことに驚いたという筆者。日本政府のタクシー車両への安全基準は厳しく、維持費が掛かることや人件費も高いためだとその理由を説明した。

 さらに、日本で気に入った乗り物に「JR」があるという。安くて混雑しておらず、非常に快適だったと振り返った。また、主要都市だけでなく小さな町にも駅があるのも便利で、地下鉄のような混雑もなく、速さを求めるなら料金は上がるが新幹線を選択することもできる、とその魅力を紹介した。

 多くの中国人は事前に計画を立てるというより、その場その場での臨機応変的な行動を重視する傾向があるため、時間の正確な運行にはあまりこだわらないのかもしれない。しかし、時間に正確な日本の交通機関に慣れている日本人には理解に苦しむ点であり、ここに国民性の違いが見られると言えるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Claudine Van Massenhove/123RF)