日本人にとって駅弁は非日常の旅行気分を盛り上げ、ご当地の味を手軽に堪能できる特別な存在だ。中国高速鉄道でも車内販売の弁当は存在するが、日本の駅弁のように種類が豊富な訳ではなく、味も微妙であるためか、中国人からすれば日本人の「情熱」とも呼ぶべき、駅弁の多彩さは驚きに値することのようだ。中国メディアの今日頭条は12日、日本を「不思議で奇妙な弁当の国」と形容した上で、日本の駅弁を紹介する記事を掲載した。

 記事は、日本旅行の最中に新幹線を利用するなら駅弁は「無くてはならない経験」とし、駅弁を食べれば日本の鉄道文化を満喫できより味わい深い旅となるとした。駅弁の特色については、各地の特産の食材が使われ、各地元の美しい景色や特色を織り込んだ内容となっていると説明。さらに時間を有効に使いたい旅人にとっては車内で食事を済ますことができるのは一石二鳥になるとした。

 駅弁の多くは駅中のホームで売られているので、電車を待っている間に購入することができるとし、値段は400-1000円とコンビニ弁当よりは若干高いとした。中国では駅構内の待合所には土産物やキヨスク的な売店があるが、改札を通ってしまうとホームには何もなく、あとは車内販売しかなくなってしまう。

 記事は是非日本の駅弁を堪能するように勧めているが、注意点として「大部分の弁当は冷たい」とし、もし温めて欲しいなら売店の人にお願いしないといけないとした。しかし温められないと拒否される場合もあるゆえに、温かい物を好む人はコンビニで購入するよう勧めている。

 彩りや弁当箱の形にまでこだわりのある駅弁だが、中国人からすると出来立て熱々が料理の美味しさの主要な部分であるゆえに、ネットユーザーからは「中国の熱々のご飯の方が絶対美味しい」、「美味しいかもしれないが、冷たいのは食べ慣れない」とする声が寄せられた。もともと中国人は冷たいものや生ものを食べる習慣がない。そのためイクラや半熟卵の美味しさや、冷めても美味しく食べられるように考えられた味付けも「冷めた料理は美味しくない」という概念の前には不思議な食べ物と感じられるのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)