中国人が大挙して日本を訪れ、大量に家電や様々な商品を購入していった「爆買い」は過去の出来事になりつつある。最近は、多くの中国人のニーズが体験型や高級志向へと変化しているようだ。だが、悲しいことに外国人による「爆盗(ばくとう)」という言葉も聞かれるようになってきている。

 中国メディアの中国国際放送局は12日、日本の爆買いは「爆盗」へと変わったのかと疑問を投げかけつつ、「中国人はまたメンツを失ってしまうのか」と論じる記事を掲載した。

 記事は、日本では被害額が1万円を超える大量万引を「爆盗」と分類していると伝え、一部の県では2017年上半期だけで42件の爆盗が発生し、被害額は442万円に達したと紹介。店舗経営者にとって大きな被害が出る爆盗は到底看過できるものではない。

 続けて日本国内では「防犯カメラの映像や目撃情報などから、外国人が関与しているケースが多い」と報じられていることを紹介し、高級化粧品などの高額な商品を持ち込んだカバンに詰め込んで逃走するのが手口であると伝えた。

 さらに、「中国で人気がある、髭剃りの替え刃や哺乳瓶などの被害も増えていて、盗品の多くは中国をはじめとする海外に送られているとみられる」という報道を紹介し、多くの日本人ネットユーザーが中国人の仕業だと思っている書き込みをしていることを紹介した。だが記事は、まだ犯人が分かっていない時点で「中国人の仕業のように報道するのは問題ではないか」と主張している。

 最後に記事は、「われわれ中国人は爆買いはするが、爆盗という汚名は着せられたくない」と結んでいる。中国のスーパーでは鞄を持って入店できないところも存在する。また、出口でレシートをチェックしているお店もあるほど万引きに対する警戒心が強い。だが、いちいち疑われているようで、気持ちが良いことではない。日本では各店舗がカバンの持ち込み制限を行っていないのは、客のモラルを信用していることが前提にある。だが、爆盗の問題を解決できないようでは、いずれはカバンの持ち込み制限を行う店も出てくるかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)