日本の街中では治安や交通秩序の維持のために警察によるパトロールのほかに、駐車監視員が自動車の違法駐車や自転車の違法駐車を取り締まっている。中国にも都市管理を担当する「城管」という職業があるが、この「城管」は取り締まりが横暴であるとして悪名高い存在だ。中国メディアの今日頭条は11日、日本の街中で行われている様々なパトロールについて紹介し、中国の「城管」と違ってまじめな仕事ぶりを称賛する記事を掲載した。

 記事はまず、東京都内で「安全・安心パトロール中」と書かれたベストを着た男性数人の写真を紹介。がっしりした体形と厳しい表情に、「悪いことはしていないが避けたくなった」と紹介。これは警察官よりパトロールとみられ、違法な客引きや各種迷惑行為の取り締まりが目的のようだ。

 次いで「違法自転車パトロール」の文字のあるベストを着た男性の写真を紹介。中国ではどこでも自転車を駐輪できるため取り締まりもない。しかし、日本では自転車の放置は取り締まりの対象だ。記事は、あちこちで見かける自転車・バイク放置禁止の看板を「非常にうざい」と疎み、日本では自転車を放置すると警告の紙が貼られたり、強制撤去されてしまう「運の悪い日」があると紹介した。また、きれいな自転車でも罰金を惜しんで引き取りに現れない持ち主がいると伝え、「日本人は相当金持ちのようだ」と感想を述べた。

 次いで紹介したのは「駐車監視員」だ。2人組で車両の確認、確認標章の取付けを行っている姿をよく見かけると紹介。30分ほど観察してみたものの、何をしているのか分からなかったが、真剣に働いているのは伝わってきたという。記事はこのように、日本では目的ごとにパトロールを行う人が違っていて、特に「路上喫煙、ポイ捨て防止パトロール」まであることに感心したと伝えた。路上喫煙やポイ捨ての禁止は、喫煙大国の中国ではまずないことで、驚きだったようだ。

 記事では触れていないが、日本の各パトロール員と中国の城管との最も大きな違いは、「権力をかさに横暴な取り締まりをしないこと」と言えるだろう。中国では城管による暴力的な取り締まりや、それに対して暴力的に抵抗する違反者というのはよくある光景だ。中国で日本のようなパトロールや取り締まりが見られるようになるにはまだまだ時間がかかりそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)