幼少のころに受けた教育は、大人になってもその人の価値観や規準に影響を与える。国や地域によって子どもの教育方法に違いがあるが、中国メディアの今日頭条は11日、「中国人は日本の小学校教育に敬服せざるを得ない」と論じる記事を掲載し、中国人から見たときに日本の教育のどのようなところが凄いと感じるのかを紹介している。

 記事はまず、「日本は国土が狭いが世界一流の国で、ノーベル賞も何人もの人が受賞している」とし、こうした国力の高さは「教育と大きな関係があるに違いない」と主張。中国では試験のための「詰め込み式」教育が行われているが、こうした教育とは違い、日本は授業の一環で野菜を育てたり、動物を飼育したりする「体験型」の教育に力を入れていることを紹介。知識以外の様々な体験をさせることで、興味のある分野を見出し、それを伸ばしていく教育であるとした。

 また、日本の小学生は自分でランドセルを背負って歩いて登下校することを紹介している。中国では一般的に親や祖父母が自動車や電動バイクで送り迎えをし、荷物を子どもに持たせないことが習慣になっていることを紹介し、日本の教育は「自分の荷物は自分で持ち、そして自分の足で登下校することで自立性も養っている」とした。

 さらに記事は、自分の物ではないものを盗ってはならないことや、困っている人を見かけたら助けを差し伸べることを教えられることを紹介したほか、小学校低学年でグループに分かれて社会調査をする授業があり、自分達で消防署などを訪れ仕事内容などを調査し、まとめて報告する授業もあることを紹介した。こうした日本の教育は、子どもたちに「生きる力」や「実行力」「探究心」を培わせ、社会人としての良い素質が形成されていくと分析している。

 中国は日本以上の学歴社会だ。学生は良い大学に入学するため、小学生の頃から詰め込み方の教育を受ける。それゆえに社会で生きていくための素質やマナー、道徳が身についていない大人も多い。次の世代を担っていく子どもたちをどのように教育していくかは非常に大切なことだ。この先、中国の教育方針は変化していくのだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)