四方を海に囲まれた日本は天然資源の少ない国だと言われており、それゆえに海外から各種資源を輸入している。だが、最近の調査により、日本の近海には様々な資源が大量に眠っていることがわかっている。

 たとえば「燃える氷」とも呼ばれるメタハイドレートは、低温かつ高圧の状態で水分子がメタン分子を包み込む形で組成された固体結晶であり、見た目は氷のようだが火をつけると燃えるため、次世代のエネルギー資源として世界的な注目を集めている。このメタンハイドレートのほか、ハイテク製品にとって必要不可欠なレアアース(希土類)も日本近海の海底には大量に埋蔵している。

 中国メディアの今日頭条は11日、海底からの資源採掘は技術的に難しい点は多いとしながらも、日本は資源調達において中国依存から脱却することを目指していると伝える記事を掲載した。

 記事は日本近海には日本の年間使用量の約200年分もの大量のレアアースが埋蔵していると伝えつつ、このレアアースを日本が採掘することができれば「約200年は中国からの調達が不要になる」可能性を指摘した。

 莫大な資源が存在していても、それを採算の取れるコストのもとで採取できれなければ意味がなく、海底に眠っている資源をどうやって採取するかが大きな課題となる。記事は海水の存在に加え、海底では大きな水圧が存在するため、採算ベースでの採取は困難を極める。

 記事は、中国近海にも資源が存在していることを伝えつつ、「困難は中国人の闘志に火をつけた」と主張、中国が世界で初めて深海のメタンハイドレートから天然ガスを安定して採掘する実験に成功したとし、この技術はまもなく実用化されるだろうと主張した。

 一方、日本は中国が成功した採取に関する技術を「購入したいと願っている」と主張し、中国が日本に技術を売却すれば日本の海底資源開発が進み、中国から資源が流出することに歯止めがかけられるとの見方を紹介した。天然資源の開発には莫大な資金と労力、そして時間がかかる。その採取方法も世界中で熾烈な競争が展開されているが果たして、日本は近海に眠っている資源を採取し、資源大国になることができるだろうか。今後も注意深く見守って行きたいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)