日本を訪れる中国人旅行客が増え続けているが、中国人が日本で「便利」だと感じることの1つとして日本も漢字を使用していることが挙げられる。中国大陸で使用されている漢字は「簡体字」と呼ばれ、現代の日本語で使用されている新字体の漢字とは若干の差があるものの、多くの中国人は日本語の漢字表記を見れば、その意味が大まかに理解することができるという。

 中国メディアの今日頭条は10日、「北海道を旅行で訪れたら、いたるところで漢字が使用されていてシンガポールより便利だった」という記事を掲載し、中国人旅行客が経験した日本旅行について紹介している。

 記事はまず、多くの中国人は日本語を聞いても理解できないが、日本で迷子になることはないと指摘し、なぜなら日本では看板に漢字が使用されていて、その表記を見れば基本的な意味が理解できるからだと紹介した。

 今回、この中国人旅行客は冬の北海道を訪れたようだが、その第一印象は「すがすがしく非常に整備された土地で、空気は冷たいが空気が新鮮に感じられた」と紹介した。中国では場所によっては大気汚染がひどいせいか、訪れた場所の空気が新鮮かどうかを表現する中国人が非常に多い。次にタクシーに乗車した際の感想として、「タクシーの車内に表示してある運転手の名前やタクシー会社の住所はすべて漢字なので、中国人は見ればすぐ理解できる」としたほか、街中に設置してある看板の写真を紹介し、「漢字で書かれているので迷子になることはない」と伝えた。

 最後に記事は、「日本は漢字が使用されているので非常に便利だ。以前は、ベトナムや韓国も漢字が使用されていたが、そのまま使用され続けていたとしたら、周辺諸国への旅がもっと便利だったのに」と結んでいる。ベトナムや韓国では今も所々で漢字を見かけることがあるものの、国としてはすでに漢字を廃止している。

 これに対して中国のネットユーザーからは、「日本の文部科学省は日本人に対して1800もの漢字を学ぶように義務付けている。だから、日本へは通訳なしで旅行にいける」、「シンガポールでは英語が公用語で、漢字はまったく見かけない」といった声が寄せられていた。やはり、様々なものが漢字で表記してある日本は、中国人にとって旅行しやすい地ということなのだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)