中国メディア・今日頭条は12日、中国自動車市場において日系車が順調に売り上げを伸ばしており、今後も成長し続けるだろうとする記事を掲載した。

 記事は今年上半期の日系車の販売台数が昨年上半期に比べて大きく増加していることを紹介。その背景として「各社が続々と新車をリリースしていること」、「市場トレンドを的確に押さえ、フォルムや装備、動力系統などを若者向けにシフトチェンジするなど、強い製品力を持っていること」、そして「政治的な問題も絡んだ韓国メーカーの不振」という3点を挙げている。

 一方で、中国では環境保護を目的に「新エネルギー車」の普及推進政策を打ち出しており、その中に日本が得意とするハイブリッド車が含まれていないことを指摘。これによって日系車の優位性がある程度削がれてしまっているとした。この状況を打破すべく、日本メーカーが中国国内における電気自動車の開発に力を入れ始めていることを伝えた。

 まず、ホンダが今年6月のホンダ・ミーティング2017にて、18年に中国向けに開発した電気自動車をリリースすることを明らかにしたと紹介。トヨタも最短で19年に中国で電気自動車を量産するほか、25年までに電気自動車およびプラグインハイブリッド車の販売台数を同社の販売台数全体の5分の1にまで高めるプランを打ち出したとしている。

 記事は最後に「何はともあれ、日系車は近ごろ中国で素晴らしい販売数を記録しており、若者をターゲットにした製品戦略、価格戦略は非常に有効だ。今後もきっとこの状況は続くに違いない」とした。ハイブリッド車を重視し、電気自動車の開発には消極的だった日本メーカー。持ち前の技術力と信頼感、マーケティング力を活かし、電気自動車でも中国の消費者から強い支持を得ることができるだろうか。もしできれば、中国市場における日系車の好調は、記事の予測どおりさらに続くことになりそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)