台湾は中華圏の1つとされる一方で、日本統治の過去を持つことによって日本の影響も色濃く残している。そのため、中国人からすると「台湾には日本の文化がたくさん残っていて、まるで日本を訪れているかのようだ」と感じるらしい。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、台湾を訪れた中国人女性の手記と写真を掲載し、台湾には建物から温泉まで、非常に多くの分野に日本の影響が残っていると伝えつつ、「まるで日本にいるかのような錯覚を覚える」と伝えている。

 この中国人女性が訪れたというのは台湾の台北市北投区だ。ここには台湾有数の温泉地があり、台湾の人気の観光スポットの1つとされているが、北投温泉には「日本の影響」が今も色濃く残っていることがはっきりと分かったという。

 記事は、中国人女性の見解として「北投温泉は東京のような賑やかさはないが、京都のような趣のある場所」だと伝える一方、北投温泉にはなんと「京都」という名前のホテルまで存在すると指摘。掲載されているホテル「京都」の写真を見てみると、屋根は瓦作りで、入り口の壁上部には障子を模ったデザインが施されていることから、確かに日本風の建築物と言える。

 また、建物内部もガラス障子と廊下があり、確かに日本の旅館のようで、この中国人が「まるで日本に来たようだ」と感想を漏らすのも無理はない。また、北投温泉にある寺院も日本風だったと伝えている。寺院は中国にももちろんあるのだが、中国の寺院は赤や黄色など鮮やかな色調が多用されるケースが多い。日本の寺院は派手な色は使用されず、質朴なイメージだが、北投温泉にある寺院は建築様式から色彩まで「日本風」だったと伝えた。

 この中国人女性は温泉に浸かろうと台湾を訪れたようだが、中国と台湾の「日常風景」や「文化」は決して同じではないことを認識させられたと伝えている。(編集担当:村山健二)(写真は台北の北投温泉の様子、提供:(C)Tuomas Lehtinen/123RF)