中国メディア・今日頭条は10日、「中国にも、日本が羨ましがって仕方がない技術を持っている」とし、高性能な次世代戦闘機を製造するうえで欠かせない試験装置の製造技術で中国が日本を上回っていると論じる記事を掲載した。

 記事は「その国の航空工業の発展ぶりを見るうえで、エンジンは重要な指標になる。そして、エンジン以外にも空力形状設計といった要素も存在する。優れた空力形状は飛行機の飛行性能を大幅に高めるため、各国はその技術や経験を門外不出としてきた」と説明した。

 そして、空力形状設計の過程において様々な極限状態を再現する風洞テストが非常に重要なセクションであるとし、中国が非常にレベルの高い風洞テスト装置の研究開発に成功したことを紹介。「すでにわれわれは米国と肩を並べるほどの大型な風洞テスト装置群を持っており、最新の極超音速テスト装置ではマッハ25の環境を再現できる。中国の航空業が近年、殲-20ステルス戦闘機など新型飛行機を続々と開発できるのは、中国がハイレベルな風洞装置を持っているからなのだ」と論じている。

 その一方で「隣国の日本は、比較的発達した航空工業を持ち、特に精密加工や材料工学の分野で世界をリードしている。しかし、日本は風洞装置において中国から大きく後れを取っているのだ」と指摘。先進技術実証機X-2「心神」の風洞試験を日本国内ではなく、多額の費用を払ってフランスで実施したことをその根拠として紹介した。そして「ハイエンドな風洞装置はまさに大国でなければ作れないものであり、今後戦闘機の性能が高まるとともに風洞試験の要求がさらに高まれば、次世代戦闘機を研究開発できる国はどんどん少なくなっていくことだろう」とした。

 戦闘機などの軍備開発や宇宙開発において中国は目覚ましい発展を遂げている。一方で、一般向けの自動車製造技術はなかなか向上しない。そこからは、今の中国が技術開発能力をどこに注いでいるかが垣間見えるのではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)