核家族化が進んでいる日本に対し、中国では親子三世代が一緒に暮らすという家庭はまだまだ多い。そのためか、中国では自家用車を購入するにあたって、大人数が乗れて、車内空間が広い車を求める消費者が多く見られ、逆に車内空間が狭い車は敬遠される傾向にある。

 中国メディアの今日頭条は8日、日系車は外から見ると小さく見えて、車内空間も狭そうに見えると伝える一方、日本は国土が小さく、資源の少ない国だけあって「空間の使い方が上手だ」と指摘。日系車の車内空間は「外から見たのでは分からないほど広々としていることに驚く」と伝えている。

 記事は、日本国内では軽自動車が数多く走っていると伝える一方、今日の軽自動車は「限りある空間を有効に利用しており、見た目以上に広い」と指摘。日本人の自動車デザイナーは小型車を大型車にしてしまったかのようだと伝えている。また、空間を広くしつつも「自動車の安全性や実用性は決して損なわれてはいない」と指摘した。

 たとえば、運転席とエンジンの距離は近すぎれば問題だが、日本車は車内空間を広げるために安全性を損なうようなことは一切していないと指摘。むしろ日本車はさまざまな「工夫」によって無駄を排除することで、車内空間を広げるための努力を行っているとし、こうした姿勢は、今後の自動車における主流になっていくのではないかと考察した。

 燃費や安全性のような分かりやすい指標があるものに比べ、車内空間の広さは定量的に数値化することが難しいものだ。近年、中国では日系車の販売が好調だが、定量化のできない車内空間の広さが評価されていることも販売につながっているのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)