多くの人が自動車に乗る時代となった中国。街中では実に多種多様な国の自動車を見かける。中国車に加え、ドイツ車や米国車、さらには韓国車や日系車、フランス車など、日本では見かけない車も数多く走っている。

 中国は非常に多くのメーカーが激しい競争を繰り広げる市場でもあるが、中国メディアの今日頭条はこのほど、日系車がドイツ車を越える勢いで市場シェアを大きく伸ばしていることを伝える記事を掲載し、日系車の中国市場における人気について伝えている。

 まず記事は、2017年1-7月の自動車の販売統計を紹介し、各国の自動車メーカーが激しい競争を繰り広げるなかで「日系車が最も販売を伸ばしている」と指摘。乗用車市場におけるシェアは、前年同月の15.7%から18%にまで上昇したことを紹介した。この数字に対する中国世論の見方は様々で、韓国車が高高度ミサイル防衛システム「THAAD(サード)」配備の影響を受けて不振に陥り、日系車がその恩恵を受けていて、日系車の販売が好調なのは一時的であるとの見方もあることを紹介している。

 だが日系車の販売が好調なのは韓国車の不振だけが理由なのだろうか。記事は、日中関係が硬直状態とはいえ「小康状態で安定しているゆえに日系車の人気が上昇していること」、「エンジン性能の向上により競争力が高まったこと」、さらには「日系車のコストパフォーマンスの高さ」を挙げ、日系車が中国市場で安定してシェアを獲得していることには「しっかりとした理由」があることを強調した。

 中国では合弁メーカーを国別シェアではドイツ系が最多となっているが、記事は「日系車の好調ぶりはまだ始まったばかり」だっと伝え、近い将来にドイツ車のシェアを上回るとしても驚くことではないと主張している。中国では本当に多くの日系車を見かけるようになったが、多くの消費者に受け入れられていることはうれしいことだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)