日本で広く普及している軽自動車は、長さ3.40m以下、幅1.48m以下、高さ2.00m以下、排気量660cc以下の車を指す。この規格は日本独自のものであり、したがって軽自動車も日本独自の車ということになる。

 中国では大きくて高級感のある見た目の車が人気であり、軽自動車は中国人の審美眼に合致しない車に映るようだが、中国メディアの今日頭条はこのほど、軽自動車のメリットをよく考えてみると「革命的な車なのではないかと思えてきた」と伝えている。

 記事は、日本の自動車市場で大きなシェアを獲得している軽自動車について「中国で見かけることはない」と紹介。そもそも日本で軽自動車が売れている背後には、税金面での優遇など政策が関わっていると伝える一方、軽自動車の普及が資源の浪費を減らし、渋滞の軽減などにつながった一面は否定できず、こうした意味では「軽自動車は革命的な車なのではないか」と指摘した。

 続けて、中国でも近年は各都市で交通渋滞と駐車場不足が深刻化していると指摘。また、中国ではSUVが人気だが、大きな車ほどガソリンの消費量が大きく、路上でも駐車場でもより大きなスペースを占有することになり、無駄が生じていると指摘、「中国が直面している交通問題の多くは軽自動車を導入することで緩和につなげることができるはずだ」と主張した。

 また記事は、中国が交通問題を解決するならば、日本のように軽自動車を優遇する政策を導入すれば良いとしながらも、「中国政府は日系メーカーにチャンスを与えないのではないか」とし、その理由は日系メーカーは「軽自動車の分野で圧倒的な競争力を持っていて、市場を開放した途端に全て奪われてしまうため」だと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)coward_lion/123RF)