日本では海外からのクルーズ旅客客が年々増えている。日本政府の掲げた「2020年までに100万人のクルーズ旅客を呼び込む」という目標が、2015年に5年前倒しで達成されたため、5倍の500万人に上方修正したほどだ。16年には200万人近くの外国人旅行客がフェリーで日本を訪れている。この理由の1つには、高額で庶民には手が出ないイメージだったクルーズ旅行の格安化が進んでいるためという要因もあるようだ。

 それにしても、今どきの日本へのクルーズ旅行とはどのような旅なのだろうか。中国メディアの今日頭条は1日、中国人のクルーズ旅行の経験を基に、「クルーズでまわる新しい日本旅行」を勧める記事を掲載した。

 中国人の筆者が経験したというのは、クルーズ船「スーパースター ヴァーゴ」での旅行だ。クルーズ船で日本各地をまわる7泊8日の観光に非常に満足し、クルーズ船を利用していなかったら大都市を新幹線でまわるしかなかっただろうと感動冷めやらぬ様子で振り返った。

 このツアーは、上海を出発して大阪、東京、富士山、そして最後に鹿児島とまわるスケジュールだったという。寄港地が、定番の長崎・福岡ではなかったというのも気に入ったようだ。中国では誰もが知っている「一休さん」ゆかりの金閣寺、「現代の街」銀座でのショッピング、浅間神社の総本社である、静岡県富士山本宮浅間大社、桜島の活火山など、日本各地の名所を次々とめぐったと紹介した。

 そして、フェリーで青空のもと海風に吹かれながら、あるいは海の真ん中で陽を浴びアイスを食べながら、また夜にはクラブで遊びながら移動でき、「目が覚めたら目的地」という充実ぶりも非常に気に入ったようだ。

 記事は、楽しくて気が付いたらあっという間にこの「他と違った旅行」が終わっていたと振り返った。筆者は経験者として、カップルにも、家族連れにも、親子、友達との日本旅行にもクルーズ船は完璧な旅を提供してくれると強く勧めた。

 旅行には移動がつきものだが、レストランやプールはもちろん、シアター、ジム、ショップ、図書館など施設があって、移動中も楽しめるクルーズ船は魅力的な旅の形と言える。しかも格安化が進んでいるとなれば、2020年までに500万人という目標も夢ではないだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)lsantilli/123RF)