人は何か願い事や悩み事があると、願掛けをする。それは日本も中国も同じだ。願掛けのスタイルはさまざまだが、日本で最もポピュラーなのは賽銭箱に縁起のいい額面のコインを放り込んで手を合わせる方法だろう。中国人もコイン投げによる願掛けを好む傾向にあるようだ。中国メディア・今日頭条は2日、日本滞在中に実に奇妙な日本式の願掛けスタイルを発見したとする記事を掲載した。

 記事の作者は日本に滞在した経験があるとのことで、自身が訪れたスポットについてその都度紹介しているようだ。今回作者が紹介したのは、神奈川県の有名観光スポット・江の島界隈。「美しい湘南海岸にある素晴らしいレジャースポット。日本を訪れる遠く音中国人が行く鎌倉や、スラムダンクの聖地からも近い」とした。

 作者は日本滞在中、江の島で日差しを浴び海風に吹かれながら過ごすのが特に好きだったという。「今思うととても幸せだった。今みたいに何のストレスもなかった」と振り返っている。さらに、江の島界隈で遊ぶ中で発見したこととして、日本には寺社仏閣が多い、いまだに折り畳み式のガラケーを使っている人がいる、現地の釣り愛好者は装備が本格的で、話し掛けるとフレンドリーに接してくれたといった点を挙げている。

 そして本題だ。作者は「日本人は特にカギを願掛けに使うのが好きだ。それは、中国人がコインを投げて幸福を願うのと同じレベルなのだ」と指摘している。どうやら、江の島にあるデートスポット・恋人の丘に足を運び、「龍恋の鐘」の周囲に無数に結び付けられた南京錠を目にしたようである。

 コインによる願掛けはあらゆる願い事が対象になるのに対して、南京錠による願掛けは主にカップルが永遠の愛を誓うもの。この2つを同じレベルとするのはちょっと無理があるように思えるが、それだけ眼前に広がる南京錠のインパクトが大きかったのだろう。いわゆる「愛の南京錠」は今世紀に入って欧米でも一部スポットで流行したが、景観や安全上の問題から日本ほど浸透はしていないようである。

 願掛けアイテムとして紹介された南京錠、中国語では一般的に「掛鎖」と表記する。日本では「南京錠」と呼ばれていることを知ったら、作者は改めて驚くかもしれない。(編集担当:今関忠馬)