近年、多くの中国人が日本を旅行で訪れているが、訪日した中国人は「日本の街が清潔であること」や「日本人がきちんと列に並ぶこと」、さらには「ホテルやレストランで受ける接客」に感銘を受け、中国人が学べる点が日本には「たくさんある」と感じるようだ。

 事実、中国のネット上では「日本を訪れて初めて、日本と中国の差を認識した」、「中国人は日本を見習うべき」といった声を見かける機会は非常に多い。こうした声に対し、中国メディアの今日頭条は8月30日、中国人男性の手記として、「日本には中国人が学ぶに値することが数多く存在すると聞いたので、実際に日本へ行って確かめてきた」と伝える記事を掲載した。

 記事はまず、日本の空港に深夜に到着して電車で移動した際、車内の乗客が非常に静かであったことや、自動車が少ない深夜であっても歩行者が信号無視をせずに信号が変わるのをじっと待っていたことについて、驚きと共に紹介している。これはつまり「電車内の静けさ」や「歩行者が信号を守る」ということが中国では非常に珍しいことであることを示している。

 また、タクシーの運転手が荷物の積み下ろしを手伝ってくれたことや、日本の道路が清潔で衛生的に保たれていることを紹介。さらに、バスに乗車した際、運転手が非常に礼儀正しかったことを伝え、こうした点から「日本人の民度の高さを実感した」と伝えた。確かに、中国の路線バスはまるでレースをしているかのように速度を出して走る場合があるほか、運転手は決して礼儀正しいとは言えない態度で接してくる。それと比べたら日本は非常に快適と感じることだろう。

 記事はまとめとして、「日本には中国人が学ぶに値することが数多く存在するという話は本当だった」と伝えつつ、中国人はなぜ日本人のような行動が取れないのだろうかと読者に問いかけている。

 これに対して中国のネットユーザーからは、「日本に何年か住んでいたことがある。帰国して感じるのは日中の大きな差だ。中国では青信号でも安心できない」といったコメントが数多く寄せられていた。多くの中国人が日本の良い点を認めて学ぶ価値があると感じているようだが、13億を超える人々の意識が変えるには時間がかかりそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)