隣どうしの日本と中国でも、文化や習慣が異なる点はたくさんある。宗教観など様々な価値観が影響する冠婚葬祭の習わしにおける差異は、特に顕著と言えるかもしれない。中国メディア・今日頭条は5日「中国の喪服がどうして日本では結婚式の服になるのか。日本に伝わる時に間違えたのだろうか」とする記事を掲載した。

 記事は「文化は各国においてそれぞれ一定の違いがある。その違いによって笑い話が生まれることもあれば、誤解が生じることもある。旅行での滞在であっても、ある程度は他国の文化を知っておくべきなのだ」とした。そして、中国人のイメージでは、おめでたいことには赤いものを用い、葬式などに白い色を使うと紹介。白いウエディングドレスを着る際も、赤い要素が必ず欠かせないと説明した。

 そのうえで「日本でそのような真っ白な衣装を身に包んだ人を見かけたら、中国人は葬式だと勘違いしてしまうかもしれない。しかし、純白の衣装は日本では伝統的な結婚衣装なのだ。古来中国で喪に服す時に来た麻の白い衣装に非常に似ていることから、もし中国に嫁いだ日本の花嫁が真っ白な花嫁衣裳を着たいと言っても、中国の姑は許さないだろう」としている。

 そして記事は、同じ文化の根源を持つ中国と日本で、おめでたい色とそうでない色に違いがある事について、「日本人が中国文化を学んだ時に間違えたのだろうか」と疑問を示した。

 中国のネットユーザーからは「結婚は人生の墓場というから、日本人の理解は間違ってないんじゃないのかな」、「日本の花嫁衣裳が真っ白なのは、純潔を示すらしいぞ」といったコメントが寄せられた。一方で、中国におけるめでたい色は古来より赤、という考えには異論を持つユーザーがいるようで「赤は明や清の時代から。宋の時代はやっぱり白だったのだ」、「秦の時代は黒が貴ばれていた。漢の時代以降、赤になったのだ」といった意見も見られた。

 日本には、中国から伝わった文化のほかに、日本土着の文化や風習も存在する。結婚する女性が純白の衣装を身に着けて純潔を示すというのも、日本の気候風土、信仰によって育まれた風習と考えるべきだろう。そして、中国から入ってきた文化や習慣も、長い時間かけて日本風に変化し、オリジナルとは異なるものになっていることも忘れてはいけない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)