中国メディア・今日頭条は3日、6度目のサッカーワールドカップ出場を決めた日本と中国の間には大きな理念上違いがあり、これにより日中間の差がますます開いているとする記事を掲載した。

 記事は「日本はまたW杯出場を決めた。この東アジアの隣国はどうしてかくも強く、安定しているのか。それは、日本と中国とのクラブ間に存在する経営理念の違いから見て取れるのである」とした。

 そのうえで、中国スーパーリーグは「クラブの成績のためにますます大物の助っ人選手を呼び込んでいるうえ、助っ人枠はみな攻撃陣に利用される。このため、得点ランキングはほとんど外国人選手だ」と指摘。日本でも2002年ごろには得点ランキングがほぼ外国人選手で占められた時代があったが、09年ごろになると各クラブが「選手の成長上好ましくないこと」と認識するようになり、より理性を持った助っ人選手の起用を行い始めた結果、ランキングも日本の優秀なプレーヤーで占められるようになったと伝えている。

 また、日本と中国のクラブにおけるもう1つの大きな違いとして、海外移籍を目指す選手への態度を指摘。「日本では欧州から自軍選手へのオファーがあった時に、ハードルを設けたりすることはほとんどない。主力だろうが補欠だろうが、移籍先が欧州の二流リーグであろうがだ。なぜなら、日本のクラブはユース育成がしっかり行われており、選手が1人いなくなってもまた同じような実力を持った新人が出てくるからである」と論じた。

 一方で中国のクラブは、欧州からのオファーがあっても選手を手放そうとしないと説明。「国内にはまだ名の知られていないユース選手が欧州の各レベルのリーグで修行を積んでいるのがまだしもの救いであるが、彼らが大成できるかどうかは分からない」としている。

 ユースの育成はもちろん大事だが、同時に国内リーグが次から次へと優秀な選手を生み出せる場になっているかどうかというのも大きな問題だ。勝負の世界は結果が全て、という面もあるが、だからといって目先の勝利ばかりにこだわっていればチームとしての成長はない。現在の中国スーパーリーグはまさにこのような状況なのだろう。自国の選手に経験とチャンスを与えつつ、勝利や優勝を目指していく、この2つが両立できるかが、中国リーグや中国代表のさらなる成長のカギと言えるだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)