8月が終わり、9月に入ると日本では秋の行楽シーズンを迎える。9月から11月まで毎月3連休があり、この期間を利用して小旅行を計画している人も多いだろう。日本を上回る観光シーズンが待っているのは中国で、10月1日からの国慶節休暇が今年は8連休になっている。

 中国メディア・今日頭条は8月30日、中国の大手旅行予約サイト・携程が発表した、今年の国慶節期間の海外旅行先人気ランキングを紹介する記事を掲載した。同サイトの予測によれば、今年の国慶節期間中に600万人超が海外を旅行する見込みだという。

 記事は、同サイトが8月下旬現在でまとめた、ツアー・個人旅行を合わせた予約数に基づく人気の海外旅行先トップ10が、1位からタイ、日本、米国、シンガポール、オーストラリア、カナダ、ベトナム、イタリア、ロシア、マレーシアの順になったと紹介。昨年1位だった韓国はTHAAD配備問題による中韓関係の冷却化の影響か、一気にトップ10圏外にまで下がったとした。

 記事が示したグラフを見ると、1位のタイと2位の日本にはほとんど差がなく、この2カ国が他国を大きく引き離している状況のようだ。また、記事によれば欧州や東南アジア各国は昨年に比べて予約数を大きく伸ばし、オーストラリア、ニュージーランド、東欧諸国を訪れる予定の人も増えているようだ。また、同サイトを通じて予約された海外旅行の目的地は70カ国あまりに及ぶとのことで、中国人観光客の渡航先が多様化の兆しを見せていることがうかがえる。

 日本政府観光局によると、国慶節がある10月に日本を訪れた中国人観光客数は2015年が44万5462人、16年が50万6200人となっている。その大半は国慶節の連休中に集中しているものと思われるが、今年はどのような結果になるだろうか。(編集担当:今関忠馬)