中国には「三十年河東,三十年河西」という言葉がある。「黄河はよく川筋が変わるので、元々川の東側だったところが何年かすると西側に変わっていたりする」という意味で、世の中の盛衰の変化を表現した言葉だ。中国は世界最大の自動車市場だが、その市場は非常に速いスピードで変化している。

 だが、中国自動車市場で変化していないものもあるという。それはホンダ・アコードに対する市場の評価だ。中国メディアの今日頭条は29日、アコードに対する評価は15年も前からずっと良好であると伝え、高く評価され続けるアコードの強さについて考察している。

 アコードはホンダと広州汽車の合弁会社である広汽ホンダが販売している中型乗用車であり、中国でも人気の車だ。記事が指摘しているとおり、高い評価を得ていると同時に、中国の街中で見かける頻度が多い日系車の1つと言えよう。

 記事は、15年前に発売された旧モデルのアコードと現在のモデルのアコードを比較しながら、高く評価され続ける理由について「ただでさえ良いものなのに、ずっと改善され続けている」ことが本質的な理由だと紹介。

 たとえば15年前に発売された旧モデルのアコードに比べ、新しいモデルでは車内空間を広げることを理由に部品の配置に変化が見られることを伝えたほか、車体の強度や保護といった点で顕著な進歩が見られることを挙げた。また、保護板、断熱、遮音といった点でシャーシの保護機能が強化されていることなども強調し、現状に満足せず、常に改善を続けていることこそ、アコードが15年間も中国で高い評価を獲得し続けることができている理由だと伝えた。

 これに対して中国のネットユーザーからは、「アコードは良い自動車だ。全然故障しない。欠点は壊れないので買い替えができないことだ」といった意見が寄せられていた。消費者の視点に立って商品を開発する技術者の努力の結果、多くの中国人にアコードが受け入れられているのは非常に喜ばしいことと言える。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(c)bankerwin/123RF)