台北で行われていたユニバーシアードが8月30日に閉幕した。サッカーでは日本代表が金メダルを獲得したが、選手たちが夜に決勝戦を控えた29日午前中に現地の公園でボランティアの清掃活動を行っていたことが分かった。台湾メディア・ETNEWSが30日報じた。

 記事によれば、新北市の林口運動公園で29日朝、ほうきやちりとり持った日本代表の選手たちが真剣な表情で園内のゴミを回収する様子が目撃された。その様子を撮影した動画がネット上で公開されるとたちまちネット上で話題となり、地元の議員の事務所に「彼らを労ってほしい」との電話が相次いだという。

 この議員は30日午前に選手村を訪れ日本代表と面会、現地の特産品を手渡すとともに、無私かつ熱心なボランティア活動に対して感謝の意を示した。その際「日本の選手たちは本当に素晴らしい。自発的な清掃ボランティアのほかにも、日本選手団を担当した多くのスタッフたちから言葉遣いや行動に対する称賛が届いている」と語ったとのことである。

 記事は大事な試合を控えた朝に清掃ボランティアを行うことを提案したのは、チーム最年少のFW旗手怜央選手だったとし、同選手が「台湾が好きで3回来たことがある。大会中はいつも公園を散歩していたが、ゴミを捨てていくひとを見かけた。掃除の人がすぐに片付けてくれていたが、自分たちも何かしたいと考え清掃活動を提案したところ、みんな賛成してくれた。公園は子どもたちのが遊ぶ場所だから、きれいであってほしい」と語ったことを伝えている。

 台湾のネットユーザーからは「本当に敬服するし、感動した」、「これこそ国の品格だ」、「外国の人が愛してくれるのに、どうしてわれわれは自分たちの場所が愛せないのか」、「すごく申し訳ない気分」、「手本を示してくれてありがとう」、「日本の道徳教育の成功を示すもの。美しい環境はみんなで守らなければ」といった称賛が相次いだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)