日本と中国の政治的な関係は決して良好ではないが、日本に長期で滞在する中国人の数は近年、増加傾向にある。中国には日本に対して複雑な感情を抱く人も少なからず存在するなか、なぜ日本に長期滞在する中国人が増えているのだろうか。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、「日本を旅行で訪れるなどして、日本に対する感情が一変した中国人のなかには、日本で暮らすことを選択する人がいる」と伝え、日本のどのような点が中国人に「日本で暮らしたい」と思わせるのかを考察している。

 記事がまず挙げたのは、日本では個人資産が保障されるという点だ。たとえば、中国では土地は国のものであるため、お金を払って購入するのは「土地使用権」という権利であり、日本のように所有権は手にすることができない。また、政府の権限が強いため、何か問題を起こせば個人資産の没収や強制収用も起きかねないが、日本では資産の没収は行われず、相対的に安心と言えるだろう。

 また、日本では中国に比べて生計を立てるのが容易だと紹介。確かに日中経済の結びつきが緊密化するなか、中国絡みのビジネスや業務は増える一方であり、中国人であれば日本で仕事を探すのは容易かもしれない。

 さらに、日本は法律や生活インフラが整備されている点も、中国人にとっては「日本で暮らしたい」と思う理由のようだ。日本では基本的人権が保障されていて、中国より理不尽なことは少ないだろう。権力や人脈を持っている人が法の解釈を捻じ曲げるケースが見られることこそ、中国が人治国家と言われる所以だろう。

 また記事は、中国人から見た日本の魅力として、「投資が便利」であること、「社会の寛容性が高いこと」、「交通が便利であること」、「教育水準や医療水準が高いこと」、「治安が良いこと」などを挙げ、こうした点こそ中国人に「日本で暮らしたい」と思わせる日本の魅力だと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)