北朝鮮が29日午前6時ごろに発射した弾道ミサイルは、北海道の上空を通過した。日本では全国瞬時警報システム(Jアラート)が作動したが、弾道ミサイルに対する迎撃は行われなかった。これについて中国メディアの新浪は31日、日本が迎撃しなかった理由について論じる記事を掲載した。

 北朝鮮が発射した弾道ミサイルは北海道上空を通過し、14分後に北海道の襟裳岬の1180キロ東の海上に落下した。記事は、「中国人のなかには安全を脅かす弾道ミサイルを日本はなぜ迎撃しなかったのかと疑問に思う人もいるだろう」と指摘しつつ、日本が迎撃しなかったのは「迎撃する必要がなかったうえに、迎撃したくもなかったためだ」と主張した。

 まず、北朝鮮が29日に発射した弾道ミサイルは「日本の安全を脅かすものではなかった」とし、北朝鮮が発射したミサイルは最高高度が500キロメートル以上に達していたため、日本の領空を侵犯したわけではないと主張。国際法上、日本としても迎撃する理由はなかったとした。

 さらに、技術面から見ても「日本としても100%の確率で迎撃できるわけではない」としたほか、仮に迎撃すれば北朝鮮の感情を逆なですることになり、北朝鮮は「迎撃を戦争行為と捉え、日本に対して敵意をさらに強める」可能性が高かったと論じた。

 一方で記事は、日本政府が北朝鮮のミサイル発射に対してJアラートを作動させたのは「北朝鮮の脅威」を喧伝し、外部の圧力を通じて国民の支持を得たうえで政治に利用しようとしたためだと分析。日本は北朝鮮問題を過度に煽っており、それは日本にとって「軍事力強化の口実となるからだ」と主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)motttive/123RF)