中国メディア・参考消息網は8月30日、「中国から来る微細流物に乗って、韓国に細菌が飛んで来ている可能性が高いことが研究で分かった」と韓国メディアが報じたことを伝えた。

 記事は、朝鮮日報の29日付報道を紹介。朝鮮日報は「ソウル大学の研究グループによる論文で、ソウルと北京の大気から見つかった細菌のうち、83%が同じ種類のものであることが明らかになった。また、ソウルと長崎の大気から見つかった最近の相似性も、73%に達していた」と伝えている。

 記事によれば、この研究は、ソウル大学と中国の北京大学、日本の長崎大学のそれぞれの建物の屋上で顆粒物を採取して細菌のDNAを取り出し、塩基序列を分析する方法で相似性の比較を行ったという。調査したこの3カ所における細菌の相似性は、冬から春にかけての時期が高く、夏には低くなる傾向があるとのことで、研究グループは「この相似性は、冬にシベリアから吹き込む北西の風によって引き起こされるものだ」と考察している。

 なお、「中国の細菌が直接風に乗って日韓両国にやって来るのかどうかについては、さらなる研究が必要だ」との認識を示しているようだ。

 今年4月、韓国政府が「韓国国内で吸入の恐れがある顆粒物は、国外からの影響が最大で86%」との分析を発表し、国内の大気汚染の原因は、事実上中国にあると指摘した。しかし、この指摘はほどなくして韓国の専門家から否定されている。一方また先日は、中国から済州島の海域に大量の藻が「侵入」しているとも韓国メディアが報じている。

研究グループは「さらなる検証が必要」としているが、中国側はどうやら「また新たな言いがかり」をつけられたと受け取ったようである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)