この世から去った死者を弔うのは、日本や中国をはじめ世界の多くの国や地域に共通する習慣と言えるだろう。そのやり方はそれぞれ異なるが、「おくりびと」と称される日本の納棺師の仕事の細やかさに、外国の人びとは「日本は死者に対しても最高のもてなしをする」と驚くかもしれない。中国メディア・今日頭条は27日、日本で「おくりびと」の技術を競うコンテストが開かれたことを伝えた。

 記事は「日本人は死者を非常に尊重する。納棺師という仕事は日本では非常に崇高とされており、人びとから尊敬されている。日本では、亡くなった人の魂は不浄であり、親しい人の面前で体をきれいに整えることで初めて、魂があの世に向かう前に浄化されるのだ。高齢化に伴ってこの職業のニーズはより高まるとともに、仕事に対する要求はより厳しくなっているのである」と説明した。

 そのうえで、24日に納棺師コンテストが行われたことを紹介。決勝で3人のライバルを抑えて優勝した女性納棺師が「今回のコンテストに向けて、毎日練習してきた。毎回の練習を録画して、しっかり身なりを整えられているか、死者に対する気持ちが十分こもっているかを自分に問いかけた」と語ったことを伝えた。

 また、コンテストの評価基準が「死者の身なりを整える際の動きが優雅かどうか、死者の皮膚をあまり露出させずに作業ができるか」といった点にあり、ある観客が「彼らの所作は、本当に美しかった」と感想を述べたことを紹介している。

 中国のネットユーザーからは「これは神聖な職業だ」、「リスペクトされるべき仕事」、「われわれの葬儀屋の死化粧はまるでホラー。きれいすることで尊厳を保ちつつ近親者と別れてもらうという日本の文化に学ぶべき」といった称賛コメントが寄せられた。また、日本国内でもその職業の存在を広く知らしめた映画「おくりびと」に深い感銘を覚えたというユーザーも複数見られた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)