世界の工場と呼ばれた中国。非常に多岐にわたる製品が中国で生産され、世界中に輸出されているが、当の中国人自身も中国製品をあまり信用していないのが現実だ。やはり壊れやすく、低品質という点が中国人消費者の信頼を損ねているようだ。

 日本という国に対しては複雑な感情を抱きつつも、日本製品については高く評価している中国人消費者は多い。過去に日本を訪れた中国人旅行客が家電製品を爆買いしたことは、その評価を証明する行動と言えよう。

 中国メディアの今日頭条は22日、中国人消費者は多くの日本ブランドを知っていると伝え、近年は元気を失っているようにも見える日本の製造業について、「日本はモノづくりの力を失っていない」と論じる記事を掲載した。

 記事は、「日本人は中国人と同様に、物を作ることに長けた民族である」と伝え、古くは中国に学び、そして近代では西洋に学びつつ、進んだ技術や文化を取り入れ、吸収しながら日本は成長してきたと指摘。そして、ウォークマンやプレイステーションなど、かつての中国人も魅了した優れた製品を数多く生み出し、世に送り出してきたことを紹介した。

 続けて、現在の日本企業はかつてのように圧倒的に売れる製品を生み出すことができていないものの、それでも消費者に支持される製品を作ることができるのは、単に生産するのではなく、産業の発展と消費者の暮らしの質を高めることを念頭に置いているからだと指摘。底力としてこうした考え方がある限り、日本の製造業は簡単に衰退しないとの見方を示した。

 日本製品の多くは消費者の立場になって設計され、商品化されている。ゆえに非常に使い心地が良く、実際に多くの中国人にも支持されている。中国もただ製品を作るだけでなく、消費者の暮らしの質を向上させる製品を作ることが求められる時代に突入してきたといえるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)