中国には紅旗(ホンチー)という高級車ブランドがある。もともとは中国の最高指導者向けに作られた高級車であり、中国人にとってはまさに「国産車」を代表する存在と言える。紅旗は1958年、当時の中国の最高指導者である毛沢東氏の国産自動車開発へのこだわりから生まれた車だ。

 中国では「愛国」が叫ばれ、日系車を購入する中国人は時に「売国奴」扱いされることもあるが、それでも中国で紅旗を買う消費者は多くはないようで、紅旗ブランドは一部の政府幹部に使用されてはいるが、公用車としてはドイツ車などの合弁車も多く採用されている。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、中国の高級車である紅旗は中国の歴代の指導者に寄り添ってきた「中国の象徴」でもあるとしながらも、駐日中国大使館では紅旗は使用されておらず、日本車が使用されていると伝えた。

 記事は、中国には「いくら乗ってもトヨタ車は壊れない」という言葉があることを伝えつつ、この言葉を裏付けるかのように駐日中国大使館ではトヨタ・クラウンが使用されていると紹介。

 また、日本にある外国の大使館でもクラウンが採用されていることが多いと伝える一方で、中国には紅旗という高級車があるにもかかわらず、駐日中国大使館では使用されていないことに疑問を投げかけた。

 これについて、中国のネットユーザーからは「中国の政府幹部だってトヨタ車に乗っている。日本の大使館関係者ならなおさらトヨタ車に乗るだろう」、「多くの中国人は認めたがらないが、日本車はそれだけ信頼性が高いということ」といったコメントが寄せられていた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:CNSPHOTO)