日本の自動車マンガというと、中国のマンガ愛好者たちはほとんどが「頭文字D」と答えるかもしれない。それほど同作品は中国で人気を集めているのだ。中国メディア・今日頭条は25日、「日本には『頭文字D』以外にもこんなにたくさんの自動車マンガがある!」とする記事を掲載した。

 記事は「『頭文字D』が自動車マンガにおけるバイブルと考える人は多いが、実際日本自動車マンガ・アニメは50年あまりの時間をかけて発展してきたものなのだ」とした。その始祖と言えるのは1960年代に発表された「少年NO1」であるとした。

 その後自動車をテーマとしたアニメ作品は続々と出現し、その中には自動車マンガ界で最も大きな影響力を持ったとされる「マッハGoGoGo」も含まれると紹介。主人公の三船剛が7種の特殊機能を持つマッハ号に乗って世界各地の大会で活躍する姿は、世界的な人気を集めたと伝えている。

 また1970年代に日本で起こったスーパーカーブームの火付け役になったのは「サーキットの狼」であり、76年にF1グランプリが日本で開催されるようになると「赤いペガサス」や「F」といったF1ものの作品も発表されるようになったと説明した。そして80年代以降に暴走族が社会問題化すると、「頭文字D」や「湾岸ミッドナイト」といった作品が出現し、人気を集めるようになったことを紹介した。

 このほか、ミニ四駆ブーム時代には「ダッシュ! 四駆郎」や「爆走兄弟レッツ&ゴー」といったミニ四駆をテーマとした作品が発表され、子どもたちが自動車に対する興味を持つうえで大きな貢献を果たしたことを説明している。

 記事は最後に「日本の自動車マンガは日本独特の自動車文化になった。これらのマンガはある程度において、自動車業界の発展を推し進めたということができる」と評した。

 かつての「スポ根マンガ」は大衆へのスポーツ普及に貢献し、「キャプテン翼」はサッカー文化の浸透を促した。そして、各種の自動車マンガは日本の自動車文化を支える一翼となっている。日本のアニメとマンガは独立して生きてきたわけではない。常に社会に寄り添い、社会に貢献しながら、自らも大きく成長してきたのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)andrewkhoo/123RF)