中国人が日本にやってくると、家屋の天井が低くて圧迫感を覚えることがしばしばあるようだ。中国メディア・今日頭条は16日「どうして日本の家の天井は、わが国に比べて低いのか」とする記事を掲載した。

 記事は「日本で十数年仕事する間に何度も引っ越しを経験したが、日本の家の天井は低い。総じて、息苦しい圧迫感があるのだ」としたうえで、日本の一般的な家の和室では天井の高さが2.2メートル、洋間では2.4メートルになっていると紹介。

 そして、その理由について「日本人は以前、畳に直接座って食事や生活をしていた。椅子や高いテーブルを必要としなかったのだ。人びとの生活習慣に合わせた結果、天井が低く設計されているのである」と説明した。また、現代の家屋では2.4メートルという高さが一般的になっているが、これは日本人の身長にマッチしたものであるとしている。

 一方中国については天井の高さが2.7から2.8メートルになると紹介。これは中国で家屋を引き渡す際に一般的な、内装が全くない状況での天井の高さだが、内装を施した後でも日本より高い2.6メートル前後になると伝えた。さらに天井が高いことによるメリットとして「明るく開放感がある」、「有効な空間利用ができる」、「シャンデリアが取り付けられる」、「エアコンをより高い位置に設置でき、風が直接当たらずに済む」、「窓を高い位置にでき、より採光しやすい」といった点を挙げた。

 日本の家屋の天井が低い理由はいろいろ考えられる。記事が挙げた日本人の身長や、床に直接座ったり寝起きしたりする生活習慣といった点が最も大きいのは間違いないだろう。このほかにも、地震が発生した時にあまり天井が高いと家具などが倒壊しやすくなって危険、といった考え方もあるかもしれない。

 人間、最初は抵抗があっても大概のものにはだんだん慣れていく習性を持っている。最初は天井が低くて圧迫感がある日本の部屋も、住んでいくうちに安心感を覚えるようになるだろう。日本では、このくらいの天井の高さがちょうどいいのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)