自動車の天井に窓をつけたサンルーフ車を今の日本で見かけることは多くない。オプションで選択できる車種は限られ、しかもその選択をする消費者も少ないようである。一方、中国ではサンルーフが人気装備としてもてはやされている。その違いは、どこにあるのか。

 中国メディア・今日頭条は19日「どうして日本の自動車にはサンルーフがないのか」とする記事を掲載した。記事はその理由について、そして中国でサンルーフが人気を集めている理由と合わせて考察している。

 まず前提として、日本はすでに長い自動車産業発展の歴史を持っており、自動車がすでにステータスシンボルから「足代わり」という位置づけになっていると説明。そのために日本の消費者は特に燃費や運転性能を含めた快適さを重視するとした。

 そのうえで、日本は日差しが厳しく、夏場には灼熱の暑さになるため、サンルーフを取り付けると車内温度が上昇して快適性が低下するとともに燃費も悪化する可能性があることを指摘している。また、日本では複数台の自動車を持っている家庭が多く、後部座席に人を載せる機会がそう多くないと指摘。サンルーフは主に後部座席の人向けの装備であり、お金をたくさん払って取り付けるのは日本人にとってみれば割に合わないのだと説明した。

 一方で中国については「中国人にとって自動車は新しいモノであり、サンルーフを付けることが魅力を高める要素になっている」と解説した。言わば、オシャレでサンルーフ車に乗りたがる人が少なくない、ということだろう。今後人とクルマとの付き合いが長くなり、自動車に対する考え方が変化するにつれて、中国人のサンルーフ好きも変わってくるのだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)