日本が核兵器を保有することは現実的にあり得ないと考えられているものの、中国では日本の核武装の可能性について、「日本は高い技術力を持ち、その気になればあっという間に核兵器を製造できるはずだ」として、「日本に対する警戒を緩めることはできない」といった声が根強く存在する。

 しかし、中国メディアの今日頭条はこのほど、米メディアのナショナル・インタレストの分析をもとに「日本が核兵器を保有することは、技術的に可能かもしれないが、政治的に不可能」であるうえ、日本が核兵器を保有すれば中国による反撃を受けるだろうと主張する記事を掲載した。

 記事は、日本が持つ技術力の高さを考えれば、戦闘機に搭載できる核爆弾を製造することはできるはずだと伝え、理論上でも日本が保有する戦闘機を改造することで核兵器の搭載が可能だと主張。だが、中国には陸軍防空兵をはじめ、優れた対空兵器があるうえ、仮に日本が中国に核攻撃を仕掛けようとすれば、日本と中国は距離的に近いため、中国はすぐに日本本土を攻撃することができると主張した。

 また、日本にとっては原子力潜水艦と潜水艦発射弾道ミサイルで核兵器を運用するという手もあるとしながらも、これは決して簡単なことではなく、潜水艦発射弾道ミサイルの開発と運用は技術的に難しいと指摘。それは日本にとっても同様で、この手段は日本にとって現実的ではないだろうとした。

 さらに記事は、日本が核兵器を保有するうえでの最大の障害は米国だとし、これまで台湾や韓国が核兵器保有を模索したが、米国に阻止されたうえに首脳陣は引きずり降ろされたと主張。日本が核武装を模索すれば、やはり米国に阻止されることはほぼ間違いないだろうと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)